限りある自然の恵みを大切な人と分かち合う
「上質な田舎」を目指します。
村の面積95%を占める森林を軸とした地域活性化を通じて村の生き残りを模索してきました。2009年に村民・役場・森林組合の三者協働による「百年の森林事業」を開始しました。豊かな森から生まれる水資源を利用した水力発電の拡大、森林バイオマスの活用を通じて再生可能なエネルギーによる自給率100%の地域づくりを目指します。村の面積95%を占める森林保全を通して我が国の中山間地域における低炭素社会のあり方を国民に広く理解できる地域作りを展開し、この森林資源を活用しながら都市との交流や海外との連系を構築します。
EXAMPLES
取組例
-
「百年の森林事業」による温室効果ガス吸収
村民・役場・森林組合の三者協働による森林保全と西粟倉村材の高付加価値化や体験ツアー受入などの交流促進によって百年の森林事業を継続します。当面は間伐を中心とした施業を継続し、森林の成長を確保することで安定的な二酸化炭素の吸収を図ります。
-
小水力発電所の大規模改修とマイクロ水力発電の建設
1966年竣工の村営小水力発電所の老朽化が進行しているため、水車・発電機など発電設備と水圧管、水路などを対象に大規模改修を行った。更に豊富な水資源を利用してマイクロ水力発電所を新たに建設する。
-
村内温泉施設を薪ボイラーに更新
森林整備により発生する林地残材を有効利用するために、村内にある3箇所の温泉施設を全て薪ボイラーに更新する。
-
ラオス人民民主共和国と森林管理等で協力
ラオス農林省と森林管理などで協力する覚書を締結した。村は、森林整備や米の栽培、水管理等の分野でノウハウを提供し、研修生の交換も実施するなど積極的な協力関係を構築します。
-
木育の推進
木育の推進の一つとしてウッドスタート事業を開始しました。西粟倉村産材で村内木工事業者が作った Maido in 西粟倉の木のおもちゃを誕生記念品として、新生児にプレゼントします。
-
ローカルベンチャースクール
西粟倉へ移住・起業してみたい方達のための支援プログラムです。スクールは実際に西粟倉に移住した人達やベンチャー起業者に会ってみて、起業のための事業計画をスクーリングの中でバージョンアップし、最終プレゼンテーションで支援者を決定し、起業を目指してもらいます。
-
次世代自動車等の普及促進
環境性能に優れたEV普及の為に、EV急速充電器の設置を積極的に進め、同時に日常生活での自家用車依存度が非常に高いため公用車のEV化を積極的に推進し、EV試乗会などを通して自家用車へのEV普及促進に努めてます。