「田園型環境都市にいがた」
〜地域が育む豊かな価値が循環するまち〜
「市街地のすぐそばに田園が広がる恵まれた条件を備え、食・文化・エネルギー・緑・憩いの場など、誰もが都市と田園の両方の価値を享受できる持続可能な都市」
これが、新潟市が理想とする都市の姿です。
この実現のため「田園環境の保全・持続可能な利用」「スマートエネルギーシティの構築」「低炭素型交通への転換」「低炭素型ライフスタイルへの転換」の4つの取組方針のもと、環境保全型農業の推進、豊富な農業系バイオマスの利用、ニューフードバレー形成、都市と農村の交流促進、自然豊かな市域における生物多様性の保全など、新潟市の特徴を捉えた多様な取組を実施し、田園と都市の調和ある発展を目指していきます。
EXAMPLES
取組例
-
新潟ニューフードバレーの形成
食産業NO.1都市を目指し,本市の持つ圧倒的な農業生産力と都市機能を活かして,農商工連携や6次産業化などを推進し,農業を含めた食産業全体が共に発展するよう取組を進めます。
-
植物系バイオマス利活用の推進
市内で発生する枝葉やもみがらをペレットなどの固形燃料加工や無加工のまま化石燃料を代替することで、CO2削減とバイオマス資源の地産地消を目指します。
-
新潟発わくわく教育ファームの推進
食と農の体験の支援を行うことで,子どもたちや市民に本市が誇る農業や食に対する理解を深めてもらい,ふるさとへの愛情や誇り,農業の活性化へとつなげる「教育ファーム」に取り組みます。
-
下水熱の利活用と下水汚泥の混合消化推進
下水道管からの熱回収や下水汚泥の消化ガス発電など,下水道資源の多角的な利用を推進します。また、公園や堤防より発生する刈草との混合消化により,ガスの発生量の増加を図ります。
-
公共交通の再構築〜過度なマイカー依存からの脱却〜
都市と田園により構成される本市の都市構造を考慮し、「生活交通の確保維持・強化」・「都心アクセスの強化」・「都心部での移動円滑化」、この3つを柱として取組を進めます。
-
都心部での移動円滑化
都心部において、連節バスを活用したBRT(次世代型バスシステム)を導入しています。今後、専用走行路を走行させ,定時性,速達性を確保した従来のイメージを一新するバスシステムの導入を目指します。
-
低炭素型ライフスタイルへの誘導
経済的なインセンティブを伴うポイント制度の導入により,環境に優しい持続可能な暮らし方や健康に配慮した行動への誘導を行います。
-
健幸都市づくり(スマートウェルネスシティ)の推進
行動に対するポイント付与制度「にいがた未来ポイント」の導入により,健康づくり施策とまちづくり施策が連携し,誰もが「健」やかで「幸」せに暮らせる「健幸都市づくり」に取り組んでいます。