TOYAMA CITY

富山市

コンパクトシティ戦略による富山型都市経営の構築
〜ソーシャルキャピタルあふれる持続可能な付加価値創造都市をめざして〜

「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」としてLRTを中心としたコンパクトシティの提案。環境に関しては自動車から公共交通、徒歩・自転車への転換促進や地域特性を活かした海洋・森林バイオマス、小水力などの再生可能エネルギーの活用が特徴として挙げられる。超高齢化に関しては、和漢薬や医薬品の伝統・技術を背景にしたバイオテクノロジーを活用した生薬生産システムの構築や担い手の育成、高齢者等が安全・安心・快適に歩いて暮らせるまちの実現に向けた、公共交通のユニバーサルデザイン化や歩行補助車を用いた歩行支援の仕組みづくりなどが特徴として挙げられる。

EXAMPLES

取組例

  • LRTネットワークの形成

    富山ライトレールと市内電車の南北接続をはじめ、停留所の増設やバリアフリー化、線路の複線化なども進め、利便性の高いLRTネットワークを構築する。

  • 異なる交通モード間の連携強化

    駅周辺におけるパーク&ライド駐車場の設置や駐輪場整備等により、異なる交通モード間の結節機能強化を図る。

  • 公共交通軸としてのバス交通のサービス水準の充実

    ノンステップバス車両の導入やハイグレードなバス停など上屋の整備を行い、路線バスのイメージアップ及び利便性の向上を図る。

  • セーフ&環境スマートモデル街区の整備

    公共交通沿線の低未利用地等において、環境にやさしく、安全・安心で快適な生活を享受できるモデル街区を整備する。

  • バイオマスを使った自律型エネルギー・資源循環システムの導入

    富山湾に面する地理的特性を活かし、藻類等バイオマスの医薬品やエネルギーなどへの利活用に向けたシステムを構築する。

  • バイオガスネットワークによるエネルギー循環システムの整備

    食品廃棄物処理事業等で発生するバイオガスを周辺に供給し、バイオガスの有効利用によるエネルギー循環システムを構築する。

  • 再生可能エネルギーを活用した農業活性化

    農業用水を活用した小水力発電施設を整備し、その電力を農業に幅広く活用することで農山村を活性化し、自給モデルを確立する。

  • 薬都とやま薬用植物栽培工場の構築

    薬業の集積を活用し最先端のバイオ技術生産管理システムや再生可能エネルギーを導入した薬用植物生産システムを構築する。

  • ヘルシー&交流タウンの形成

    高齢者等が安全・安心・快適に生活できる歩行者ネットワークを形成し、高齢者の外出・交流機会の充実等を図る。

  • 交通空間の利活用交流推進

    市内電車沿線で自動車の規制等を行うことにより、公共交通の利用促進や、道路空間を活用したイベント等で賑わいを創出する。

  • 高齢者、障害者等に配慮した路面電車施設の整備

    高齢者や障害者のみならず全ての利用者に優しいユニバーサルデザイン対応の停留所を整備し、利用者の利便性を向上を図る。

  • 地域コミュニティ主体の交流空間の整備

    地域にコミュニティガーデンを整備し、高齢者の外出機会や生きがいの創出と、多世代交流による地域コミュニティの再生を図る。

  • 6次産業化(農商工連携)による環境と健康をテーマとした多様なビジネスの推進

    エゴマの植物栽培工場を整備し、生産、加工、流通販売まで一体的に行い、地域の特産品化を図るとともに健康長寿都市を目指す。

  • エコフォレストとやま(林地集約化事業)

    林業再生及び山村における雇用を創出するため、森林の資源を活用したビジネスモデルの構築を目指す。

  • 呉羽丘陵での「人と自然との共生&再生可能エネルギー」フィールドミュージアム形成

    呉羽丘陵を舞台に、健康づくりや癒しの場、持続可能な社会づくりのための「気付きの場」・「学びの場」としての機能の充実を図る。