人が行きかい、ぬくもりと活力ある
〜環境モデル都市みなまた〜
水俣市は、経済成長の過程で発生した水俣病を経験し、その教訓をもとに平成4年、日本初の「環境モデル都市づくり宣言」を行いました。以後、我が国でもいち早くごみの高度分別・リサイクルに取り組むとともに、水俣オリジナルの家庭版・学校版等の環境ISO制度、環境マイスター制度などを立ち上げ、リユース・リサイクル、省エネ・省資源、市民の森づくりによる地球温暖化防止活動や環境保全活動に市民と協働で取り組んできました。本市の取り組みは、小規模自治体ならではの、多額の経費を必要としない地域が一体となった多様かつ具体的な行動により、これまで国内外の多くの自治体や環境NPOのモデルとなっています。
EXAMPLES
取組例
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ごみの減量・分別の徹底
マイマイ運動の促進、ごみ減量取組団体への支援、ごみ減量・リサイクルの推進、リユースの促進
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地域丸ごと環境ISOの推進
家庭版環境ISOの推進、学校版環境ISOの推進、事業所版環境ISOの推進、水俣市役所環境ISOの推進
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安心安全なものづくり
環境保全型農業と地産地消、環境マイスター制度の推進
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資源循環のまちづくり
水俣エコタウンの推進、地場企業の活性化支援と環境関連事業の推進
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自然資源の保全と活用
住民が優先的に地域の自然資源を利用する権利の確保、再生可能エネルギーの活用促進、バイオマス資源の活用
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自然環境(海・山・川・大気)の保全
環境保全活動の実施、環境調査の実施、豊かな森づくりの推進、生物多様性の保全
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水源のかん養機能の向上
水源の保全・保護・かん養機能の向上
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公害・環境学習の拠点づくり
水俣病の教訓発信、水俣病と環境を学ぶ場の提供、集中講義等研修活動の受入
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公害・環境学習プログラムの充実
みなまた環境大学の実施、みなまた環境塾の実施、村丸ごと生活博物館、環境モデル都市市民講座の実施、視察研修の実施・受入れ、エコマップづくり、エコツアーの実施
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市民協働による環境モデル都市づくりの推進
円卓会議等による市民協働の推進、市民協働による普及啓発活動の実施、市民参加による評価