活力ある環境にやさしいまち「みたけ」
〜地域資源を活かした低炭素コミュニティの実現を目指して〜
森林の再生のため、CO2吸収源となる森林整備を継続的に行う森林経営信託方式によって持続可能な森林経営のモデルの確立させると同時に、森林の担い手育成により、保水・治山機能の増大、生物の多様化など2次的機能の発揮を目指す。次に、公共交通を再生させるため、利用環境の整備や利用促進を行うとともに、次世代自動車の導入を推進する。家庭・事業所では、主体的にCO2削減に取組める仕組みづくりを推進し、さらに廃棄物の抑制により循環型まちづくりを目指す。また、公共施設への再生可能エネルギーの導入により、災害にも強い低炭素なまちづくりを実現する。さらに、小中学校や地域の環境教育や人材育成を行い、環境モデル都市推進のための共通基盤を形成する。
EXAMPLES
取組例
-
森林経営信託方式による持続可能な森林経営モデルの推進
森林経営信託方式により、信託契約先の森林組合とともに、町有林に隣接する民有林にも施業範囲を拡大して整備を実施することで、健全で豊かな森づくりを計画的に推進する。
-
企業や森林ボランティアによる森づくり
企業が社会貢献活動のため自ら水源林整備に取り組む「企業の森」づくりを推進する。さらに、御嵩町住民の森林ボランティア「水土里隊(みどりたい)」の取組を拡充する。
-
体験型環境教育の拠点づくり
多くの環境の担い手を育成するため、地域資源である里山をフィールドにして、子供や大人などが気楽に参加できる環境教育や学習の機会となる拠点を創出する。
-
カーボン・オフセット認証取得と森林づくりへの活用
森林経営信託方式により整備する町有林を対象に、カーボン・オフセット認証を取得し、クレジットから得られた資金を、森林づくりや環境教育の拠点事業などに活用する。
-
名鉄広見線活用による公共交通への転換
利用者減で存続の危機にある名古屋鉄道広見線を、活性化計画に基づき、鉄道利用の意義を地域住民や町内企業に働きかける等を行い、自家用車から公共交通への転換を図る。
-
次世代自動車等の普及促進
公用車への次世代自動車や低燃費車の導入などの率先的取組を推進し、広報紙配布などにより住民にエコドライブの必要性を啓発するほか、次世代自動車の普及促進を図る。
-
パーク&ライド拠点の拡充
駅前の既設無料駐車場の更なる利用啓発を行うとともに、新たに駅などを候補としたパーク&ライドの拠点を追加整備し、鉄道の利用者拡大を図る。
-
ノーマイカーデー運動の推進
各家庭や事業所で無理なくできるノーマイカーデーを設け、町の年間行事カレンダーに毎月1回定め、住民にその意義を掲示することで、同運動への参加を推進する。
-
災害時における地域支援条件付太陽光設置支援
大規模災害による停電時に、太陽光発電の自立運転機能により電気を無償で近隣世帯に融通する「共助」の約束を条件に設置を補助する制度を活用し、各家庭への太陽光発電システムの普及を行う。
-
公共施設への再生可能エネルギーの導入
再生可能エネルギー、革新的エネルギー、省エネルギー、防災技術を総合的に組み合わせ、災害時において一定期間エネルギーが自給できる「自立型避難所」の構築を推進する。