「快適な暮らし」と「まちの賑わい」が持続する
低炭素都市「クールシティ・堺」の実現
企業の効率的なエネルギー利用の推進や、環境関連産業の創出支援など、環境保全と経済成長の両立を実現する『産業構造の転換』。自動車中心から公共交通や自転車中心の交通体系へと転換をはかり、土地利用更新などの機会には環境配慮に努めることで低炭素型都市の形成を促す『都市構造の変革』。安心、安定なエネルギー利用スタイルを促進し、環境取組が自主的に促進するような仕組みづくりや人材育成を行うことで市民、事業者が主体的に低炭素まちづくりに寄与する『環境文化の創造』。これら3つを低炭素まちづくりの基本的な視点に、相互に連携させ、相乗効果を生み出し、持続的発展を続ける『クールシティ・堺』を実現する。
EXAMPLES
取組例
-
下水再生水複合利用モデル構築事業
下水再生水を、大型商業施設内でヒートポンプ熱源水として利用する。熱利用後は散水用水やせせらぎの創出に活用し、下水再生水の複合利用モデルを構築する。
-
事業者・金融機関との連携による低炭素化の推進
堺市と市内事業者・市内金融機関とが連携し、企業の自主的な低炭素化への取組み促進や、環境配慮活動への金融面等からの支援を図る。
-
次世代エネルギーパークを活用した再生可能エネルギー等の普及促進
本市の多様な次世代エネルギー施設を一つのパークとして見立て、次世代エネルギーに係るポテンシャルを国内外に積極的に紹介する。
-
コミュニティサイクル事業
共用の自転車を配置する市内8か所のサイクルポート間ならどこでも、自転車の貸出・返却が可能な交通システムであるコミュニティサイクル(自転車台数690台)を運用する。
-
次世代自動車普及促進事業
次世代自動車の普及促進を図るため、燃料電池自動車や電気自動車等に関する講習会等を実施する。また平成28年4月より3年間電気自動車を無償借用し、市の事業で活用する。
-
阪堺線の利用促進
高齢者等の外出支援、観光の活性化、公共交通の利用促進等を図るため、バリアフリー、デザイン等に優れた低床式車両(堺トラム)の導入支援や運賃割引支援等を行う。
-
晴美台エコモデルタウン創出事業
65区画全ての住宅に太陽光発電システム・家庭用リチウムイオン蓄電池・EMS等を導入し、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の実現をめざす。
-
スマートハウス化支援事業
戸建住宅において、太陽光発電システムとHEMSの両方を設置した場合に、それぞれのシステム設置費の一部を補助する。さらに、この2つのシステムを設置条件(既設含む)に、燃料電池コージェネレーションシステム・蓄電池システム等を新たに設置した場合その一部を補助を行う。また、集合住宅において、HEMSを設置した場合に導入費用の一部を補助を行う。
-
民間資金活用型まちなかソーラー発電所事業
リース方式や屋根貸しなど民間資金を活用した取組手法により、市民の目に触れる機会の多い場所において太陽光発電システムの設置を進める。
-
堺エコロジー大学
市民、NPO、学校・大学や企業などと連携し、環境教育の推進及び環境活動を実践する人材の育成を図るため、環境に関するさまざまな講座等を実施する。
-
大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム(CIFER)
産官学民の連携と協働のための組織体により、大阪湾環境再生事業、海洋性バイオ産業等の環境型事業、実践的・国際的人材育成を推進している。
-
ベトナム社会主義共和国ハロン湾における海上輸送を基盤とする廃棄物循環システム構築事業
大阪府立大学と連携し、ハロン湾での水上村の廃棄物を有効利用するため、BDFを使用した海上収集・運搬システムの構築及びBDF原料樹種の植林等の環境教育・啓発活動を行う。