つくば環境スタイル“SMILe”
〜みんなの知恵とテクノロジーで笑顔になるまち〜
研究学園都市として我が国の約1/3の国等の研究機関を有し,街中でのモビリティロボット走行を始め,様々な実証実験が行われているつくば市。広大な関東平野に存在感を示す筑波山に代表される豊かな田園都市としての一面もある。また,つくばエクスプレス沿線開発等に伴い大量に発生する建築活動や移動手段における自動車への依存度が高いなどの特徴を持つ。これらに対して,市民,企業,大学・研究機関,行政が一体となり,オールつくばで連携し,人々の暮らし(特に,建築活動や移動)に起因するCO2を重点的に削減するモデル「つくば環境スタイル“SMILe”」を示し,低炭素でみんなが笑顔“SMILe”になる街の実現を目指していく。
EXAMPLES
取組例
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統合アプローチ型モデル街区【リーディングプロジェクト】の整備
つくばエクスプレス沿線に位置する葛城地区北西大街区において,低炭素を主眼に多分野を統合する面的アプローチを創造するモデル街区の整備を目指す。
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LCCM住宅及びゼロエミッション住宅等の省エネ住宅の普及促進
LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅やゼロエミッション住宅等,建物全体の低炭素化を図るほか,省エネ機器の設備導入を促進する。
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超小型モビリティの導入促進
超小型モビリティを先導的に導入し,様々な場面での活用を検証することで,最適な活用シーンを見極め,普及促進を図る。
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パーソナルモビリティの利用促進
「つくばモビリティロボット実験特区」をいかし,「公道実験」から地域の課題解決にモビリティロボットを利用できる「公道利用」への発展を目指した検証を行う。
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藻類バイオマスエネルギーの実用化(つくば国際戦略総合特区プロジェクト)
石油代替燃料として期待される藻類バイオマスの実用化に向けて,農地等での培養生産やオイルを自動車燃料へ活用するなどの実証を行う。
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TIA-nanoプロジェクトの推進(つくば国際戦略総合特区推進プロジェクト)
TIA-nano(つくばイノベーションアリーナ ナノテクノロジー拠点)プロジェクトの取組を推進し,省エネ技術の開発や人材育成等を進める。
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大学・研究機関等による排出量削減対策と地域貢献
各機関の取組などを情報共有し,研究活動を維持しながら大学・研究機関等からの排出量削減を進めるとともに,知見や技術の提供などにより地域の低炭素化に貢献する。
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大学・研究機関等の温室効果ガス排出量削減技術に関する環境貢献量評価の研究
大学・研究機関等の研究活動等を対象に,温室効果ガス排出量削減に寄与した環境貢献量を調査・発信するとともに,カーボン・オフセット等を行う新しい評価手法を研究する。
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環境ビジネスモデルの構築
実証実験を通じた街中への最先端低炭素技術の実装を進め,環境ビジネスモデルの構築を図るとともに,市域の低炭素化を進める。
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次世代環境教育カリキュラムの実践
小中一貫教育の「つくばスタイル科」を構成する8つの発信型プロジェクト学習の一つとして,つくば市独自の「次世代環境教育カリキュラム」を実践する
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つくばIEC運動の実践
学校において,児童・生徒の実態や地域の実情に応じた温室効果ガス排出量削減等の具体的な行動を考え,家庭や地域へ効果を波及させていく。
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つくば環境スタイルサポーターズの拡大・充実,CO2削減プログラムの実践
日々の暮らしの中での温室効果ガス排出削減に向けたオールつくばでの取組として,つくば環境スタイルサポーターズにおけるCO2削減活動を実践する。
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森林等のCO2の吸収源の創出・保全による都市と緑の共存
森林ボランティア団体や学校等との協働による市民参加型の森林・里山保全や体験型環境教育の推進を図る。
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環境イベント等を通じた環境意識の啓発
つくば環境フェスティバル,つくば環境スタイルサポーターズの集い,省エネルギー勉強会などを通じた環境意識の啓発を行う。
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リサイクル促進
ごみの減量化,リサイクルセンターの設置,小型家電(レアメタル)回収,家庭用廃食用油(てんぷら油)から精製したバイオディーゼル燃料の活用等の取組を進める。
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(仮称)つくば環境スタイルセンターの設置
つくば環境スタイルの取組の情報発信をはじめ,環境教育の拠点として(仮称)つくば環境スタイルセンターを整備する。